走行中にエンジン停止トラブルにてご入庫です。
通常走行にて、急にエンジン付近よりキュルキュル音がして、しばらくしたら音が消えて、メーター内のランプのほとんどが点灯した後にエンジンが停止してしまったとのことです。
さっそくエンジンルーム内の点検をしたところ、付いてるはずのファンベルトが付いていないことが判明しました。
ファンベルトを規定の張力に自動調整する部品(ファンベルトオートテンショナー)の回転プーリー内部の異常により、プーリーがロックしているのが故障の原因でした。
左 新品テンショナー・新品ファンベルト 右 交換部品(右側のプーリーがロック)
〇故障による部品交換及び他部位の損傷を確認していきます。
エンジン回転をファンベルトを介して円滑に回転するプーリーがロックしてしまい、ファンベルトが切れてしまったのでファンベルト及びファンベルトテンショナーの交換。
ファンベルト切れによる発電機(オルタネーター)不動によるバッテリー劣化による交換。
※走行中にメーター内のほとんどのランプが点灯したのは、発電機不動による各部位への電源不足によるものでした。
最も重要となるのが、冷却水をエンジン内部に循環させているウォーターポンプが不動になってたことによるオーバーヒートが発生していた場合のエンジンへのダメージを確認します。
オーバーヒートの状態で走行を続けてしまうと、最悪の場合は冷却不良によりエンジン部品の鉄が高熱により歪み、エンジン交換になる場合もあるのでしっかり点検します。
点検の結果、エンジンシリンダー内の圧縮圧力は正常、冷却水の漏れなどは無かったため、エンジン本体に損傷はなかったので一安心です。
お客様と相談した結果、念のため冷却経路内部の弁(サーモスタッド)を交換してご納車となりました。
当社は故障部品の交換はもちろんのこと、故障による今後発生する可能性のある弊害などもベテランメカニックの観点からお客様にお伝えできるようにと考えております。
お車の故障や気になる症状等などございましたら、ぜひロータスタケウチまで!
皆様のご来店・ご相談お待ちしております!